ダイヤモンドSの過去動画を集めました

 東京では土曜にも重賞のダイヤモンドS(GIII、芝3400メートル)が組まれている。今年で65回目という歴史を誇るハンデ戦の長距離重賞だ。

 中心となるのは、連覇を狙うフェイムゲーム(美浦・宗像義忠厩舎、牡5歳)。重賞3勝の実績馬で、昨年のこのレースでは出遅れながらも早めの競馬で押し切った。前走のアメリカジョッキークラブCは前残りの流れとなり8着に敗れたが、2走前のアルゼンチン共和国杯はハンデ57キロを背負いながら2馬身半差で完勝しており、東京へのコース替わりはプラスといえる。トップハンデの58キロがカギになりそうだが、実績を考えれば妥当で、天皇賞・春、宝塚記念(ともに6着)で背負っている斤量だけに大きな割引材料とはならない。

 もう1頭の重賞ウイナーはラブイズブーシェ(栗東・村山明厩舎、牡6歳)。昨年7月の函館記念で重賞初制覇を飾ると、札幌記念と天皇賞・秋でも連続して4着に善戦した。前走の中山金杯はスタートで後手を踏んで流れに乗れず14着と大敗したが、東京は2戦して目黒記念でアタマ差の2着、前述の天皇賞でも0秒2差と適性は高く、巻き返しの可能性は十分にある。前走同様、57.5キロのハンデだが、過去の実績からも問題はない。

 スタミナ比べならファタモルガーナ(栗東・荒川義之、セン7歳)も見逃せない。前走のステイヤーズSは直線でいったん先頭に立ち、2012年に続いて2着に好走。長期休養明け2戦目できっちりと変わり身を見せた。長距離戦では安定した成績を残しており、56キロも力を発揮できる斤量。上位争いに加わってくることは必至だ。

 アドマイヤフライト(栗東・橋田満厩舎、牡6歳)は前走の日経新春杯で0秒2差の3着。5カ月ぶりで20キロの馬体増だったが、好位からしぶとく脚を伸ばして、底力をアピールした。東京は初出走となるが、京都外回りや阪神外回りなど広いコースで良績を残してきた馬。叩き2戦目でパフォーマンスを上げる公算は大きい。前走から据え置きのハンデ56キロも有利な印象だ。

 ステラウインド(美浦・尾関知人厩舎、牡6歳)は前走の万葉Sを快勝。高い長距離適性を証明した。ハンデ56キロは比較上、有利とはいえないが、重賞で3着2回の実績があるように能力はここでもヒケを取らない。3勝を挙げる東京で重賞初制覇を狙う。

 その万葉Sでアタマ差の2着だったシャンパーニュ(栗東・加用正厩舎、牡4歳)は、ハンデ51キロが魅力。同3着のニューダイナスティ(栗東・石坂正厩舎、牡6歳)=55キロ=や、昨年のこのレースで3着に入ったタニノエポレット(栗東・村山明厩舎、牡8歳)=56キロ=なども流れ次第で台頭するシーンがありそうだ。

 
1991年-ダイヤモンドS
 
1着 ノースシャトル 田中勝春
2着 トーワタケシバ 郷原洋行
3着 ミスターアダムス 本田優
 
 
 
2013年-ダイヤモンドS
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