七夕賞|2016年|過去のレースを動画とともに振り返っています

 今週の福島のメインは、ハンデ戦の七夕賞。夏の名物レースに、異色の存在がいる。6歳のバーディーイーグルだ。デビューからダート専門だったが頭打ちとなり、27戦目で初めて芝に出走すると(4)(3)(1)着でオープン入り。芝では底を見せておらず、現在の充実ぶりからもチャンスは十分ある。

 芝に転じてオープン入りした上がり馬バーディーイーグルが、勢いに乗って重賞初制覇を狙う。

 「ペースが流れて展開も向いたとはいえ、思っていた以上に頑張ってくれた」

 前走の快勝に吉田豊騎手が笑みを浮かべる。初芝の3走前からコンビを組んで(4)(3)(1)着。4コーナー18番手だった2走前よりも位置取りを上げた前走(同9番手)は、縦長の展開を力強く差し切った。「位置を取りにいくとダメなタイプかもと思っていた」と、吉田豊騎手も目を丸くする好内容で、走破時計1分45秒0も優秀。芝の実績馬相手にもヒケを取らないポテンシャルを感じさせる。

 馬名の由来にもなったゴルフは芝のイメージだが、名前とは違いデビューから26戦は全てバンカー…いや、ダート。一昨年の12月に1600万下に出世したが、その後の8戦は3着以内に入れず頭打ちとなった。そこで目先を変えて臨んだのが、フェアウエー…いや、芝のレース。「上(全兄バーディバーディ、ユニコーンSなどダート重賞2勝)が走っていたからダートでデビューしたけど、馬は分からないものだね」と国枝調教師も芝での素質開花に驚きを隠さない。

 以前より調教で動くようになり、6歳になってからの上昇度も目を見張る。「マイネルキッツ並みの大器晩成かも」。トレーナーは6歳時に春の天皇賞でGI初制覇を飾った厩舎の先輩の名を挙げて、さらなる飛躍を期待する。

 6日の最終追い切りも併せ馬でしっかり負荷をかけた。「追い切り後も順調だよ。力をつけているし、オープンクラスでも」と国枝調教師。芝で底知れぬ可能性を秘めるバーディーイーグルが、スターダムへのし上がる。 (千葉智春)

★砂→芝の成功馬

 芝からダートに転身した成功例は多数あるが、逆パターンは意外と少ない。有名なところでは、デビューからダートで10戦3勝の戦歴を残した後、芝に転じて3連勝でGI高松宮記念を制したショウナンカンプの例がある。他では、デビュー直後に芝で2戦(2、3着)した後、ダートで11戦6勝と飛躍し、再び芝に戻って重賞3連勝を飾りGIスプリンターズSを制したスリープレスナイトの例もあった。

★国枝厩舎の先輩マイネルキッツ似の晩成型

 国枝厩舎の先輩、マイネルキッツはじわじわと成長した遅咲き。2歳の9月にデビューして条件クラスで着実に力をつけて、5歳時の2008年2月にオープン入り。翌春の天皇賞を重賞未勝利ながら制した。その後、7歳で日経賞、8歳でステイヤーズSを勝った。

 
 
七夕賞-2015年

 

[結果]

1着 グランデッツァ 川田将雅

2着 ステラウインド 蛯名正義

3着 マデイラ 大野拓弥

 

[コメント]

グランデッツァは強い形で勝利。もともとクラシックを張っていたウマ。流石に格上か。

 

七夕賞-2009年

 

[結果]

1着 ミヤビランベリ 北村友一

2着 アルコセニョーラ 武士沢友治

3着 マイネルキッツ 後藤浩輝

 

[コメント]

ミヤビランベリが連覇。福島巧者がそのまま勝利。3着のマイネルキッツがその後春天を勝利するとはw

マイネルキッツ-チーフベアハートが印象的だった。

 

 

 
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