【UAE・ドバイ26日発】ドバイターフに出走したリアルスティールは外めの14番枠から3、4番手で流れに乗ると、直線も力強く伸びて押し切り勝ち。最大のライバルと目された地元メイダンで重賞連勝中のトライスター(3着)の追撃も完封した。昨年2月のGIII共同通信杯以来の1着で、3冠2、4、2着の無念を異国のGIで果たした。
殊勲のムーアは「外を通らなければならないタフなレースになったけど、本当に素晴らしくて能力がある。なかなか勝ち切れないレースが続いていたが、勇気のある馬でついにビッグレースを勝つことができた」
矢作調教師にとっては9頭目の海外重賞挑戦で初めててつかんだ栄冠。ゴールした瞬間は歓喜の声でスタッフと抱き合った。
リアルスティール
ドバイシーマクラシック
【ドバイ(UAE)26日=板津雄志】メイダン競馬場でドバイ国際諸競走が行われた。日本から3頭が挑戦した8Rシーマクラシック(GI、芝2410メートル)は9頭立てで行われ、昨年の2冠馬ドゥラメンテ(美・堀、牡4)の2着が最高だった。しかし、7Rターフ(GI、芝1800メートル)でリアルスティール(栗・矢作、牡4)が悲願のGI制覇を果たした他、4RのUAEダービー(GII、ダ1900メートル)ではラニ(栗・松永幹、牡3)が日本馬として初勝利を挙げた。
昨年のクラシック2冠を制した日本のエース、ドゥラメンテは、2着に終わった。
「すごくいい競馬をしてくれたけど、蹄鉄がなかったので、最後に馬が疲れてしまった。それでいて、このパフォーマンスをしてくれた。よく頑張ったと思う」
ミルコ・デムーロ騎手はパートナーの健闘をたたえた。
名手の言う通り、レース直前にアクシデントに襲われた。まさかの右前落鉄。蹄鉄を打ち替えることなく、レースに臨んだ。7番手から徐々に進出。先に抜け出した昨年の“キングジョージ”優勝馬ポストポンドに追いすがったが、力尽きた。
骨折による9カ月の休養明けだった前走の中山記念でV。18キロ増の502キロという馬体に加え、道中の折り合い面でも進境を見せた。今回は現地に到着した当初、初めての海外輸送や環境の違いでナーバスになったというが、陣営の想像以上に早く適応。ビッグイベントらしいお祭りのような騒々しさの中にあっても、テンションが高くなることはなかった。ドゥラメンテの未完成だったピースは、少しずつ埋められている。
今後の予定は不明だが、オーナー側が以前からほのめかしていた凱旋門賞(10月2日、仏シャンティー、GI、芝2400メートル)への挑戦が実現すれば、その予行演習にはなった。落鉄さえしなければ…。ドゥラメンテにとって、この敗戦は必ず“次”に生きるはずだ。
2016 ドバイシーマクラシック(GⅠ) ポストポンド 日本語実況 ドゥラメンテ、ワンアンドオンリー、ラストインパクト出走レース
UAEダービー
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